アート性、作家性、実験性の高いユニークなアニメーションを、世界各国から選りすぐってご紹介する、ジェネオンのアニメーションのシリーズ。
Chinese Animation Film Works Vol.1
本編123分GNBA-3037 ¥3,990(税込)2007年1月25日発売 この商品のご購入はこちら
© 上海美術映画製作所
1963年/20分
1980年アンデルセン童話賞
脚本・演出:特偉 技術指導:銭家駿
中国水墨画アニメーションの代表作。水墨画の独特のタッチで、中国ののどかな水田地帯の風景や、そこに暮らす人々や動物達の動きを見事に描き出している。仲良く暮らす少年と水牛のストーリーも微笑ましい。少年が吹く笛の音が作品を叙情的に盛り上げていく。
哪咜閙海
1979年/59分
1983年マニラ国際映画祭特別賞
脚本:王往 演出:王樹忱・厳定憲・徐景達
文化大革命後、建国30周年記念映画として製作された、中国初のシネマスコープ長編アニメーション。中国の古典「封神演義」にある神話の一説をもとに作られた。美術、音楽はもちろん、ナーザや父王の表情や演技など、随所に京劇の影響が見受けられる。華やかで大胆なセルアニメーション。
三個和尚
1980年/19分
1980年中国文化部優秀アニメーション受賞
脚本:包蕾 演出:阿達
人の心がしっかりひとつにまとまらないと何事も成功しないということわざを題材にした、ユーモラスなセルアニメーション。冒頭の中国語は題材になった成語。「坊さんがひとり、桶二杯の水をひとりで担いで飲む。坊さんがふたり、桶一杯の水を二人で運んで飲む。坊さんが三人(誰も桶を運ばず水はなかった)
小蝌蚪我媽媽
1960年/15分
1962年アヌシー国際アニメーション映画祭児童映画賞
原作:方恵珍・盛路徳 脚本・演出:集団創作演出 芸術指導:特偉 技術指導:銭家駿
中国南画の大家・斉白石の絵をもとに研究を重ねて創りあげた、初めての水墨画アニメーション。おたまじゃくし、カニ、金魚など、登場する小動物達の姿や動きを、鋭い観察眼と高度なテクニックで、とても生き生きと実写的に描き出している。