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アート性、作家性、実験性の高いユニークなアニメーションを、世界各国から選りすぐってご紹介する、
ジェネオンのアニメーションのシリーズ。   

イジィ・トルンカ作品集 Vol.5

イジィ・トルンカ作品集 Vol.5

JIŘĺ TRNKA Film Works Vol.5

本編102分
GNBA-3043 ¥3,990(税込)
2007年2月23日発売
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プロフィール

 1912年ボヘミア地方のピルゼンに生まれる。幼い頃から芸術や人形劇に関心を持ち、1923年学生時代にチェコの人形劇の第一人者ヨゼフ・スクパと知り合い、後に彼の主催する人形劇団に参加する。1929~35年プラハの工芸美術大学で学ぶ。1936年より、プラハのロココ人形劇場に美術家、演出家として働きながら、新聞に諷刺画、児童文学、イラストレーション等でも活躍する。1940年プラハの工芸博物館で初個展。1945年プラハの国営アニメーションスタジオの美術監督となり、以後人形アニメーションを数多く製作し、カンヌ国際映画祭等の国際賞など受賞作多数。人形アニメーションの表現のあらゆる可能性を追求した世界映画史にさん然と輝くアニメーションの巨匠。1968年工芸美術大学教授就任。また、絵本作家としての業績により、国際アンデルセン賞受賞。1969年12月30日プラハにて死去(57歳)。

フィルモグラフィ

1945年 「おじいさんの砂糖大根」
1946年 「動物たちと山賊」
「贈り物」
「バネ男とSS」
1947年 「チェコの四季」
1948年 「皇帝の鶯」
1949年 「悪魔の水車小屋」
「コントラバス物語」
「草原の歌」
1950年 「バヤヤ」
1951年 「金の魚」
「楽しいサーカス」
1952年 「チェコの古代伝説」
1953年 「おじいさんの物々交換」
1954年 「二つの霜」
「クテャーセクとクティルカ」
「善良な兵士シュヴェィク」
1955年 「フルヴィーネクのサーカス」
1958年 「ユネスコ物語」
1959年 「真夏の夜の夢」
1961年 「情熱」
1962年 「電子頭脳おばあさん」
1963年 「天使ガブリエルと鵞鳥夫人」
1964年 「手」

作品解説

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真夏の夜の夢

1959年/75分

1959年第7回カンヌ国際映画祭出品
1959年第10回ドキュメンタリー短編映画国際映画祭報労メダル
1960年第2回ブカレスト動画国際映画祭最優秀作品賞
1960年第4回モンテビデオドキュメンタリー実験映画国際映画祭 第2位

原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本・美術・監督:イジィ・トルンカ
舞台美術協力:イジィ・ブルデチュカ
特別アドバイザー:ブジェチスラフ・ホデク
アニメーション:ボフスラフ・シュラーメク(職人)、スタニスラフ・ラータル(恋人達、オーペロンとタイターニアの世界)、ブジェチスラフ・ボヤル(恋人達、オーペロンとタイターニアの世界)、スタニスラフ・リータル(シーシアスヒポリタの宮殿)、ヤン・カルバシュ(オーペロンとタイターニアの世界)、ヤン・アダム(その他)、ヴラスタ・ユライドヴァー(その他)
撮影:イジィ・ヴォイタ
音響:カッル・ホルチチュカ
音楽:ヴァーツラフ・トロヤン
演奏:チェコ・フィル
指揮:カレル・アンチェルル
歌:キーン子供合唱団
合唱指揮:マルケッタ・フノーヴァー
編集:ハナ・ヴァラホヴァー

森の奥深くくりひろげらる様々な恋のかけ引き!シェークスピアの名作をユーモラスにファンタジックに描いたトルンカ最後の長編作品。アニメーション史上最も美しい人形アニメーションの大作。

barter

おじいさんの物々交換

1954年/9分

原作:民話
脚本・美術・監督:イジィ・トルンカ
音楽:ヴァーツラフ・トロヤン
撮影:エマヌエル・フラネク
製作:クラートキー・フィルム・プラハ
声:ルージェナ・ナスコヴァー
字幕翻訳:木村有子

善良なおじいさんはペテン師たちのためにすべてを失う。だが最後に一番大切なものが残った。トルンカの絵本の世界を映像に封じ込めた佳作。

cultica

クテャーセクとクルティカ

1954年/18分

原作:ヨゼフ・ペルフ
脚本・美術・監督:イジィ・トルンカ
撮影:ヴラディミール・ノヴォトニー
撮影助手:フランティシェク・ドヤーチェク
編集:ヘレナ・レブドゥシュコヴァー
音響:エマヌエル・フォルマーネク
音楽:ヴァーツラフ・トロヤン
プロデューサー:ヤロスラフ・モジーシュ
製作:クラートキー・フィルム・プラハ
出演:ヨゼフ・ペフル(ピエロ) ルイウバ・スコジェボヴァー(クテャーセク) ハナ・ヴァヴルシュコヴァー(クティルカ)
字幕翻訳:木村有子

案内役のピエロの歌は人形の子供たちクテャーセクとクティルカの一日の始まりを描く。トルンカ作品には珍しい全篇実写の異色作品。

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