コロシアイなどしなくても、脱出できる方法がきっとある――そう信じた苗木は、未来機関幹部に「コロシアイ」の放棄を宣言し、協力を求める。しかし、『人類史上最大最悪の絶望的事件』という死線を潜り抜けてきた幹部たちには、その言葉は綺麗事でしかない。ルールの存在しないコロシアイゲーム、それぞれの思惑が交錯し事態は緊迫する一方であった。