更新情報
第三章先行上映会レポート公開!
U-NEXT独占最速配信されているOVA『薄桜鬼』(全三章)。第一章「茅花流し、雲隠れの刻」、第二章「宵闇、夕顔別当の燈」に続き、第三章「星迎え、雲漢の調べ」の先行上映会が、1月29日(土)に池袋HUMAXシネマズにて開催された。第一章と第二章の上映会に登壇している三木眞一郎さん(土方歳三役)、藤澤経清さん(原案・構成監修・総合プロデューサー)、小倉充俊さん(プロデューサー)の3人に、今回は新たに桑島法子さん(雪村千鶴役)が加わり、上映前のトークコーナーを行った。
まず、今回のOVAを見た感想を聞かれた桑島さんが「とても懐かしかったです。土方さん俳句詠むんだと思ったり、斎藤さんが鮎を焼いていたり、沖田さんが猫を吸っていたり……キュンキュンするシーンもたくさんあったんですけど、みんな生きているって素晴らしい!と思いながら見ていました」と言うと、会場からは賛同の拍手が起こる。「本編に影響のない日常的なところで、京都という舞台で新選組が仲が良く活躍していた頃を、懐かしく、そして青春っぽく描ければいいなというのが、今回目指していたところなんです」と藤澤さんが今回のOVAの企画の成り立ちを説明をすると、桑島さんも「こういうやり方なら、もっといろんなものが作れそうな感じがしますね!」と続編の制作を期待し、声を弾ませていた。このあとの会話の流れで藤澤さんも「(今後があるのであれば)プレイいてくださる皆さんが見て楽しめるようなものを作っていきたいと思っています」と答えていたのも印象的だった。
コロナ禍で分散収録になってしまったアフレコについて桑島さんは、スタジオで交代の時に他の声優さんとすれ違うだけで懐かしさを感じられたのだそう。
「少人数での収録でも『薄桜鬼』の世界に入れたのは、長くやってきた部分もあるし、すごい勢いと熱量でOVAを作っていたから、その熱量の残り香みたいなものを感じられたからだと思う」と三木さんが言うと、桑島さんも「三章まで、全部近々で録っていたんです。第二章は来週ですね!というくらいで。確かに熱量が持続するようなスピード感でアフレコをさせていただいたと思います」と、密度が濃かったOVAのアフレコを振り返っていた。
「少人数での収録でも『薄桜鬼』の世界に入れたのは、長くやってきた部分もあるし、すごい勢いと熱量でOVAを作っていたから、その熱量の残り香みたいなものを感じられたからだと思う」と三木さんが言うと、桑島さんも「三章まで、全部近々で録っていたんです。第二章は来週ですね!というくらいで。確かに熱量が持続するようなスピード感でアフレコをさせていただいたと思います」と、密度が濃かったOVAのアフレコを振り返っていた。
第三章の見どころについては「第三章は新選組の根幹に関わる話が出てきます。これが『薄桜鬼』なんだなと思ってくだされば嬉しいなと思います。そして最後まで見終わると3本をまとめたプレゼントがあるので、楽しみにしていただければという感じです」と藤澤さんが伝えると、それについて三木さんが「本編の中にこういう事があったのか!という説得力があったので、シリーズを見直すと違う見方ができるかもしれないです」と熱弁。また、桑島さんは「エンディングの絵が結構ネタバレなカットだったんだと、第三章を見て気づいちゃいました(笑)。なのでアクションシーンも見てください」と伝え、期待を煽っていた。
そして、恒例となった公式Twitterで募集をした質問コーナーへ。桑島さんが初登壇ということで千鶴に関する質問が多かったが、千鶴の誕生秘話として、藤澤さんが「『新選組』は史実のキャラクターで固まっているので、その男所帯に入ることを考えて作ったキャラクターなんです。そうなると見た目も重要だと思っていたんですけど、実は当時のキャラクターデザインが何の指示もないなかで沖田総司をイメージして描いたものが原型になっているんです」と明かすと、会場のお客さんだけでなく、登壇していた3人も初めて知った!と、かなり驚いていた。また、千鶴の演じ方について桑島さんは「最初にキャラクターの絵を見たときから、千鶴は男装をしてても男装に見えなかったので、それを意識して演じたことが実はないんです」と言うと、「あの千鶴のお芝居が『薄桜鬼』の世界観に合っていたから、違和感がなかった」と三木さんも桑島さんのお芝居が素晴らしくマッチしていたと絶賛していた。
さらに「第一章で、千鶴が初めて隊士の羽織を着たときはどう思いましたか?」という質問に、「収録のときは気づかなかったんです。映像を見て、こんなタイミングで袖を通すことになるとは……って思いました」と桑島さんが素直に感想を述べると、「隊服を千鶴に着せていることは公でもないはずなんですけど、小倉プロデューサーと相談して、千鶴に隊服を着せてあげたいということで、話の中でどうにか組み込めないかと作ったのがあのシーンなんです。(酒井兵庫を護るための)千鶴の機転のおかげで着せてあげられた感じにしています」と藤澤さんが解説。そんなスタッフの想いを聞いた桑島さんも「ありがとうございました」と感謝していた。
OVAの良かったところを聞かれ、桑島さんが「第一章の土方さんの『お前はあっちに行ってろ』の言い方が、千鶴への愛も感じられて好きです」と千鶴を長く演じているからこその視点で感想を述べると、三木さんとしても、状況やあの時期の千鶴への気遣いもよく考えてから発したセリフだったらしく、「今年で一番嬉しい言葉です」と喜んでいた。
いろいろな裏話が飛び出したトークコーナーを終えると、今後の展開などの告知をして本編放映前のトークコーナーは終了。最後に「今回の第三章は、新選組だけでなく、あぁ『薄桜鬼』なんだなぁというところも楽しんでいただければと思います」と藤澤さんが話していたが、『薄桜鬼』シリーズをより楽しめるようにという願いも込めて作られたOVA全三章を、ぜひ何度も楽しんでいただきたい。
今回のトークパートの模様は、YouTubeにて2/5(土)23:59まで無料配信しているので、ぜひご覧頂きたい。
https://www.youtube.com/watch?v=ClTOCkIJXOY
https://www.youtube.com/watch?v=ClTOCkIJXOY