シカゴ医療センター(シカゴ・メッド)の救急外来がリニューアルされ、華やかな式典が行われていた。責任者としてグッドウィンが挨拶をする中、電車が脱線事故を起こし多数の負傷者が運び込まれてくる。ちょうど乗り合わせていた新任の外科医コナーは、自ら負傷しながらも重態の乗客に付き添い救急車でシカゴ・メッドに到着すると、すぐに治療を開始する。押し寄せる患者を主任看護師マギーが的確な指示で振り分け、内科医ウィルや小児科医ナタリー、感染症の専門医チョイらが総出で治療に当たる。混乱の中、医学部4年生のサラは指示されたことがうまくできずに現場の厳しさを痛感する。一方、医師や看護師たちは私生活を含めて、それぞれに複雑な思いを抱えていた。ナタリーは臨月で夫を戦争で亡くし、心の傷は癒えていない。そのナタリーに密かに思いを寄せるウィルは、突然現れて偉そうな態度を取るコナーに反発を覚ていた。そんな若い医師らを、さりげなく見守る精神科部長チャールズ。彼らはひとつでも多くの命を救うために、日々現場で奮闘する。