28回目 ほんとに同じ?

リテイクにリテイクを重ねて万全のつもりで
オーサリングに臨んだのだが、営業の岡本くんの予想通り
オーサリングのやり直しの憂き目にあう。
なぜ、編集をしててエンコードする前に気づかないか?
とお思いの諸兄も多いだろうが
どんなに注意深く見ていても所詮は人間。
ミスだらけなのだ。特に作ってる人間がチェックなど
思い込みだらけの頭でみたって大したチェックにならない。
そこでオーサリングが終わったものをDVDに焼いて
途中からこなくなった監督へのチェックに出しつつ
社内の人間に旧マスターであるDVDと同時再生して
チェックする体制にした。
一応、今回の企画としての主旨は|RESTOREであって
改変はしないというのがルールだ。
といっても素材がないところや、あまりにあんまりな
ものはカットごとで処理など手は加えてる。ただしカット
の意図が変わるようなことやカッティングそのものには
手を加えず、同一なものにする必要があると考えてる。
きっと熱心なお客さんの中にはDVDと比較したりする
人もいるだろうし、先にいっておくが
きっと間違ってるカットがあるような気がしてならない。
自慢する事ではないが私の商品で間違いがなかった商品
などないのだから(笑)←微妙に笑えませんね
「細かいことは気にするな、ワカチコワカチコー」
(C)ゆってぃ
わ、笑えません?「コンテンツリーグはGENEONから
DVDでてますよー」(宣伝)
お、怒ってます?
それはそうとワカチコって誰なんだろう?

おやおやどうして脱線しっぱなしでいただけない。
話を戻すとその同時再生チェックでものの見事に
3枚ともひっかかった。
修正には金がかかるので通常、我々新作タイトルでは
オーサリングのやり直しなど相当ヒドいミス(セルバレとか)
がないかぎりしないものなのだ。
3枚全部やり直しなど、かなりとんでもない話なのだ。
っていうかほんとにこんなの初めてなのさ♩
ブラックアウトや編集でつけたトランジションが違ってたり
更にはカット自体に間違いがあったり…。
なるほど、よく見つけるもんだと感心しつつ
心の平穏を取り戻した斉藤くんを叩き起こし
再びリテイク地獄に呼び込む気まずさ。
そんな気まずい思いもあと一日だ。
そう、明日がほんとに最後の編集。

って土曜(休日)じゃネェか
list page page top