ハムドのその描かれている姿は、命を賭けている兵士にとってはマイナス以外の何物でもない。Mozilla/4.51 [ja] (Win98; I)
だから、よくよくその「吉外」の様をみてみると、それは「アベリア」と限られた部下にだけにしか見られていないという事、があるのではないか。はっきり言えば、ハムドの直属の部下はアベリアしかいないようだ(友達のいない寂しいハムドか?)。
うーむ、あのキチガイハムドは、単にアベリアへの甘えみたいなもんなんだろう。いや、演説する時のようにきりっとした姿と対照的に、素の自分を晒してくれるハムドにアベリアは惚れていたんだろうか・・。とにかく、残酷な指導者(まあ指導者とか政治家とはそんな面は不可欠だろう・・・)ではあっても、自分にだけは優しくしてくれる(暴君でもあるが・・・ふたりきりの時の妖しい雰囲気がなんとも・・・)姿が、アベリアにとっては(女の気持ちは・・・ハムドが優しくララ・ルゥに接している姿に嫉妬してたという噂も、さて・・・)・・・・?
ハムドは2重人格と言えないかもしれんが、少なくとも誰でも最低2面性はある(外向きの自分の姿と、「内」だけの自分)ので、そういう精神病的な単純なものではないだろう。誰にも見せない内なる姿を晒してくれていると、勘違いして惚れてしまった女の不幸か?
最後のアベリアのハムドに対する行動に疑問があるという方が多いようですが、個人的にはこう思っています。
ラストのヘリウッドが墜落していく最中、シュウと戦っているアベリアの銃が飛び、ハムドが手に取ると、ヘリウッドが崩壊していく恐怖に駆られたか、本当に狂ったのか、弾丸がアベリアに向かった。そんな時に、アベリアを守ったのはシュウであった。シュウは渾身の力をこめて、ハムドを殴った(別に殺意は感じられない)。その時の蒼然としたアベリア・・・ハムドが弾が切れてもまだ撃ち続けていたと・・・。何となく裏切られたような表情をしてるんですよねぇ。自分が死んだかもしれないのに、ハムドは何もしてくれなかったと。
そういう事がありながら、そのあと、何も無かったようにアベリアに向かってあれこれ命令しているハムドにもう愛想が尽きたようです。木の葉の様にハムドの死体が舞うのを見つめるその時のシーンと共に、シュウを元の世界へ戻すときも、その表情はどうでもいいような、投げやりな感じです。どこか、魂が抜けたような、生き甲斐を失った感じでしょうか(ひどく間違った生き甲斐かもしれないけど)。
その時に、サラが銃を下げさせる、というのが、またいいんです。サラは、別に全面的に赦したというわけではないと思う(それでも「赦した」のだろう)。あの場面では、落ち込んでいるアベリアの気持ちも察したとか(初めて会った時の冷酷な表情と違っていただろうし)。
ちゅうわけで、実はアベリアについてでした。お目汚し失礼・・・。
のむら了さんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
最前のオイラの発言でうっかり呼び捨てにしてしまいました。
どうも済みません。m(__)m
C&Pした時に”さん”を付け忘れてしまいました〜。(TT)
>toshi-ykさんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
>「アンダーグラウンド」、名前だけは聞いたことがあります。探してみます。
確か一年半ほど前にWOWOWでやってました。NHKBSでも、それよりは最近に。字幕の訳はWOWOWの方が良かった……NHKの方は録画したんですが、WOWOWでもう一度やらないかな?
とにかく傑作です。キリングフィールドと並ぶ大傑作です。随所に毒と笑いのある映画ですが、それだけに悲嘆の痛々しさと言ったら。感情移入すると体力を使い果たします。
>あと、「戦メリ」、あれ男しか出ていないんですね。あれだけ色濃くホモセクシュアルな世界が展開されているのに、男の一部にあまりに華があるせいか見終わってもしばらくそのことに気づかず、気づいたときに大げさなようですが愕然としました。自分の中の違う一面の萌芽が見えてしまって(婉曲表現)。
いやはや。そっちの方面は、あれほど美しくやられたらくらっと来ても何の不思議も無いですな。
大島渚監督はそっちの趣味があるのか、「御法度」もそういう話でしょう。あれを観た庵野秀明監督は、新撰組の新入りの少年役の松田君(だったような……)について、「最初、女かと思った」と激賞してます。(哲学雑誌の「ユリイカ」に、なんと!大島渚X庵野秀明対談が掲載されてました。凄い組み合わせだ〜)
>かなり「今僕」エンディングに辛い評価のようですね。
あまり批判したくないですが、どうも……
>そこは僕は意見を異にしますが、それでもアベリアの空前絶後の有能と万年子分の人格への注目を軸にした評価が僕から見てもじつに正しい別見地になっていて、禅の世界も含めて楽しませてもらいました。
恐縮です。
にしても、禅の世界……
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>MINEさんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
>アベリア談義良かったです(^_^) なるほどー〜〜(^_^)。 ま、 サラの犬(笑)になるかどうかは別として、いろいろ明快快活でグーですたいm(__)m
恐縮です。アベリアとサラは感動的な組み合わせです。何か、一緒に歩いているだけでただならぬものがある。
>南京虐殺へのレスレスは ちょと邪気はいってたなーって 後々思い なんか申しわけない気持ちいっぱいです、 すいませんでした〜m(__)m
いえいえ、あの辺の話は慎重論があって当然ですから。
>ららるーの取った最後の意志行動。
ららるーに関しては、それまでずっと「我関セズ」で通してきたところを、シュウの存在からアクティブな行動を起こしたのでしょう。ららるー本人の危機に際しても無反応だったことを考えると、泣けるものがあったりしますな。
にしても、あの世界の運行におけるシュウの存在はその点においてのみ意義がありましたな(まあ最後に暴力脱獄して、結果的にヘリウッドを壊しはしましたが)。
邪気ある言い方をすれば、「女の子にケツを持っていかれる話」ですな。しかも命と交換に……女性にケツを預ける話は世の中多いですなあ。
> ああ またも(T_T)。 いいって思っているわけないじゃないですかー(T_T)/
そりゃそうですね。邪気の強い言い方でした。
コソボ解放!でも誤爆でアルバニア人に死者100名!(この数字は大嘘です)とか。
いや、特攻隊のビデオを見た後で、「でも戦争負けたじゃないの」とか。
いや違うな。これだ。「主要市街地焼夷爆撃と原爆投下で米兵100万の命が失われる事無く戦争が終わった!喜べ!」「でも日本の非戦闘員の人権はどうなるよ?」
これも違うか。何かやった側が命を捨ててない……
結論。何かを助けるために自分の命を捨てて何かをやった人を批判するのは宜しくない。結果がどうあれ……
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うーん、さすが 水城さんだわ(゜o゜)。m(__)m
おいらとしては アベリアの心情変化に 水城さんの指摘したシーンと、後、アベリアの両腕をがっしりつかんで、自分をねらう連中がいっぱいいっぱいいるってのを吐きまくるとこですかねえ。 きっかけなのか助長なのか計れませんが、シーン的にはいずれも効果アリと(^_^)。 もちろん、 おいらの指摘したシーン以降の水城さんのシーンでハムドを助けようと行動はしてますが、惰性ともつかめなくもないですね(^_^) 比重としては水城さんとこですかねい。
ハムドのみっともない部分はたしかにアベリアにしかみせてませんもね(^_^)。なんでハムドに兵士たちはしたがったのか? 彼の理念は 実のところ一貫しているような気がします。 だから破綻してはないんですよね(と思う)。
で、兵士達にも不満はあるでしょう。 なんせ 強制的に村から連れ去られたのもいますし(ほとんどかな?)。
兵士間の見えないつながりの恐怖感ってのもあって、また不穏分子はスパスパ摘発されて処刑されていった。もちろん摘発には密告ってのもあるでしょうし そーなれば 疑心暗鬼にかられヘタな事はいえません(T_T)。 っとなれば もー 狂信的な崇拝者か、いやおうなくか、なんとなくな 兵士がそろうでしょうかね。
ハムドの直属ががアベリアしかいないようで、そのアベリアの直属ってのが見えてない。 そこがなんとも(T_T) (これは以前も指摘しました)
もしくは 過去に他にも直属はいたが 疑心暗鬼にかられたハムドが処刑を宣告した。とも考えられます。
過去、ヒトラーやクメールルージュの指導者(名前 今でてこない(T_T))も側近をバタバタ殺してますし。 結果、 疑心暗鬼が相乗効果を起こして、よりいっそうかられるとゆー(T_T)。
お(゜o゜)! となれば、それに反比例して アベリアへの愛着度信頼度を増すってのも考えられますねい。
今んとこ 思いつくのがこんな感じです(^_^)
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水城さんの指摘した部分、 おいらもそう思ってましたが 明快には表せませんでした。 やはり 水城さんすごいわ(T_T)/Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT)
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ららるー … 実はネリリ星人なんです by 倉田
(もうちょっとすれば ヘリウッドと生体融合させて 大運動会にださせようとして(以下略))
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;天野さんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT)
>ただならぬものがある。
(゜o゜)
(゜o゜)
(゜o゜)
(=_=)ブッ(血)〜〜
いかんいかん! 想像してしまった(T_T)/ 同人にバトンタッチ(笑)
(でも サラは おいら的に手ださないよう〜。 アベリアは受けです受けって なにいっとんぢゃー(T_T))
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>MINEさんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
>(でも サラは おいら的に手ださないよう〜。 アベリアは受けです受けって なにいっとんぢゃー(T_T))
私もその方がいいですな。この年齢差と、年上の方が受けというのが重要でっす。
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>水城瑞穂さんMozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
>ヘリウッドが崩壊していく恐怖に駆られたか、本当に狂ったのか、弾丸がアベリアに向かった。
あれはアベリアを狙ったわけではなく、単に照準と標的識別が混乱しただけでしょう。最初から相当混乱していたし。で、その辺の事はアベリアも承知と思います。
>自分が死んだかもしれないのに、ハムドは何もしてくれなかったと。
>そういう事がありながら、そのあと、何も無かったようにアベリアに向かってあれこれ命令しているハムドにもう愛想が尽きたようです。
私としては、そういう扱いを受けたから見限ったんではないと思います。アベリアは「どんな」仕打ちを受けようが、自分が何とかフォローできるならばフォローした事でしょう。アベリアは、受けた扱いで態度を変えるほどポリシーの弱い犬ではないと思います。それに、余裕の無い時のハムドが人のことを全然考えないのは今に始まった事でもない。
アベリアが水を流してハムドに引導を渡したと捉えた場合、それまで担いできた主人が完璧にお先真っ暗なので、いっその事とばかりに自分の手で片をつけたのだと認識しました。まあ腹に据えかねる部分もあったはあったでしょうが、「お先真っ暗」がハムドを殺した第一要因だと考えます。犬としては、主人に踏まれたからって噛み殺しはしないでしょう。アベリアがお先真っ暗なハムドを殺したのは最後の忠義で、恨み辛みや憎しみからではないと理解したいところです。ここではないどこかへ運んで差し上げたわけです。あの時点では、アベリアとしても、他のどこにも運んで差し上げる事は出来なかった。
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