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横やりありがとう。ご意見伺えて嬉しいです。

確かに、サラがレイプされた直接的な描写はありませんね。
これは僕の言い方がまずかったと思います。
つまり、被害者の顔がわかる、ということです。
それに対し、戦闘描写は、そこまで突っ込んでいない。そのアンバランスに引っかかったのです。
現実の世界でも、虚構の世界でも、
良く知らない人が陰惨な目にあうことに、案外無関心でいられますよね。

第４話の戦闘シーンは凄かったと思います。スタッフに拍手です。
ただ、スペクタクル描写が優れているということは、
見世物然とするという二律背反も生まれてくると思うのです。

その点であの場面は、間接的なレイプ描写よりも印象は薄いです。それほど残酷な感じは受けなかった。
＃むしろ、その前後の、兵士たちの披露した様子に、心動かされるものがありました。

レイプ描写の方が戦争描写よりも力が入っている、と考えたのは、だいたいそんな理由です。

　どうも2度目の書き込みです。

　繰り返しになりますが、「なぜサラがあんなことされなくては
ならなかったんだ」という悔しさ、悲しさ、怒りを抱かれた方が
いらっしゃいましたが、それはまさしくサラが抱いた感情そのもの
(もちろん程度は違うでしょうが)でしょう。言葉は悪いですが、
そういう方々はアニメの製作側からレイプされたと言えるかも
しれません。自分の大切にしていたもの、世界、可愛い女の子が
暴力で汚されることは耐えがたいことです。だからそういった
感情を吐き出さざるを得ないし、それは至極当然のことです。

　被害者のサラのセリフ、気持ちは視聴者のそれとまったく
シンクロしているんですね。かたやサラは誘拐されて監禁されて
いることに著しい疑問を抱き、「なぜ?」「どうして?」と質問を
繰り返す。かたや視聴者は製作側に「なぜ?」「どうして?」と
BBSに書き込まざるを得ない。そしてその両者はまったく無意味に
近い行為です。サラについては自明ですし、視聴者にしても殺到する
ほどの苦情電話や署名運動でもしないかぎり放映は続くでしょう。

　その暴力はどちらともまったくの不意打ちでした。かたや
ある日いきなり誘拐されて強姦され、かたや予告なくそういった
シーンを見せられた。サラにしても視聴者にしても製作側に
やりたい放題されているんですね。サラはシュウが牢に入って
きたときに涙を流しましたが、哀れんでほしかったんでしょうね。

　もちろんわたしも気分が悪くなりました。しかし、いつまでも
頭から離れないといった類のものではありませんでした。
見終わったら「はい次のこと」と気分も切り替わりました。なぜなら
「あれ」は虚構の世界で虚構の人物がされたことだからです。
わたしには現実の生活があります。

　間接的な描写とは言え少女が強姦されるシーン(あれが強姦で
ないと言うひとは相当な詭弁家か現実逃避者でしょう)がゴールデン
タイムのしかもアニメで放映されたというのは、わたしにとっても
相当なショックでした。しかし、わたしの衝撃の原因は主に製作側が
あえてタブーを犯したことです。(誤解してほしくないですが、
わたしは強姦に寛大なわけではありません。目の前で強姦が行われていた
としたら全力で止めるでしょう)

　製作側がこのアニメを破綻させてしまう可能性は十分にあります。
また強姦の問題について未消化で終わるかもしれません。わたしは、
製作側がこれからどうやって物語を収束させるのかが一番興味のある
点です。これだけ風呂敷を広げたのだから(もっと広げそうですし)
その終わり方を見逃してたまるものですか。

　もちろん視聴者の望むように終わらないかもしれませんが、
それは上記のとおり、あまり意味のないことでしょう。レイプされたと
思って感情を吐き出したり、実力を行使したりすることです。

> 強姦は暴力以上のものか?
　それは違うでしょう。強姦は暴力そのものです。わたしも錯覚して
いましたが、改めて分析してみると3話には酷い虐待、残虐行為は
さまざまな形で行われていました。われわれが性暴力に対して
過剰な反応するように条件付けられているだけでしょう。わざわざ
どんな虐待が行われているか列挙したのは想像力を働かせて欲しい
からです。たしかに強姦も酷いことですが、他にも酷いことが程度の
差こそあれ「たくさんあった」ということです。わたしはもちろん
強姦もされたくないですが、殺されたり、拷問されたりするのも
まっぴら御免です。

> 天野さん
> 例の戦争マンガ、性差の問題について
　ブラックユーモアがメインのマンガではないかと予想しますが、
たしかに女性では笑い事ではすみませんね。われわれは女性、しかも
少女、しかも冒険活劇のヒロインが強姦されるなんて許せない
という信仰を持っているんでしょう。

　悲劇と喜劇は紙一重という言葉を思い出したりして。

ここって、レイプＢＢＳなの・・・。
レイプですごい盛り上がってるみたいだけど・・・。

１８歳未満は閲覧できませんって注意書きしてもらわないといけないんじゃないかしら。

＞へのじぐちさん
＞いや、どちらが重要かは構わない。問題は順序ではない。
＞サラを気遣う描写が皆無なのは、変じゃないかということ。

そこが本作の物語の悲しい所なんじゃないのでしょうか。どちらが重要か、とか優先順位とかが。
人が二人いてどちらも大事なのは当然ですが、結局はどっちかが先に来る。
脱走した仲間を自ら殺すというのも、仲間よりも自分が優先順位の中で先に来たと言うわけで。

＞＞「本作の力点は『…』なはずだが、現状はズレている。おかしい」というのは違うんじゃないですか。
＞批評のあり方としては、よくあると思いますよ。作者の意図を推測した上での検討は。

「本作のテーマはこうである筈なのにこれはおかしい」と思ったとしたら、もっと詳しく言うと「テーマは何か」を判断する元となった作品を、その「私が思う所の本作のテーマ」で逆に診断した場合に「おかしい」などと思ったとしたら、「テーマはこうだ」という最初の判断が間違っていたという事です。

まず、簡単に言えば、私は殺人もレイプもどちらもいけないと思っています。
先ほどは書き忘れましたが。

＞友達をなくしたことがありますか？
＞棺桶の中で眠っている姿を見たことがありますか？
＞命の重みを考えたことがありますか？
あります。（話の本筋とは関係ないと思いますけど）

＞そんな相対的な評価をして、二つを比べていったい何になるのですか？
については、
「死刑を受け入れる人はいるけど、レイプを受け入れる人はいない」と思います。
「死」の受け止め方にはいろいろあるが、
レイプの受け止め方にはいろいろない。のではないでしょうか？
（全く一つと言っているわけではありません、けど、ほとんど一つだとは思います）

＞もっと絶対的な大切なことを考えてほしいです。
この２つに関しては質の違うものではないでしょうか？

＞それでも、少年兵たちは当然死にたいわけはありません。
「普通は」と書いたはずですが。

少年兵達の例で考えると
レイプされるのと戦場に行けと言われるのでは
私なら戦場に行く方がマシです(自分が女だとしても)。
戦場に行ったとしても絶対に死ぬわけではないですから。
（戦場にでて人殺しをするよりは、自分がレイプされる方がマシ
という考え方もあるかもしれませんが）
まぁ自分なら逃げます。たとえ殺されても。
http://www.geocities.com/Paris/Musee/8398/index.html

３，４話しかみてないんですが、シュウのきれいごとのようなセリフをとおして戦争
をみせているようにみえるんですが、どうなんでしょうか？
このままシュウが、徹底した平和ボケをやりとうせるのか見物だなと思いました。
あと、このさきサラが自殺したり、殺されたりしなければいいんですが。

天野さん、ご機嫌いかが

＞ 結局あの性的搾取行為は子供を生ませる為で、慰安の為ではないという事では。

この問題にぶち当たっています。
我々は強制された性交渉が有ったと考えましたが、果たして本当にそうなのかという
問題です。生産性（端的に表現しただけで悪意はありません）を考えるので有れば当
たるかどうか分からない性交渉によるよりも、ホストマザーとして使う方が合理的で
す。ましてや人類（サラ達）とは無関係の系譜※から発生したと思われる生物です。
行為により妊娠すると考える方が無理があります。
タイムマシンを作れるのなら、生物としての違いを認識できないほどのお間抜けでは
ないはずです。

と考えると慰安が目的と考えられますが、快感が得られるほど構造が類似していると
いうのもちょっと眉唾です。
この辺はイベリア嬢のトップレス姿でも見れれば生物的特徴の差異を確認できるんで
すが、今後もそれは望めそうもないですし、考え出すと朝までしか眠れません（笑）

冗談は抜きにして、あの傷は受精卵を着床させようとしたときに暴れたために付いた
傷で性交渉なんて無かったってのもありかなと思い始めています。まあ、あの男が医
者だというのもかなり無理のある解釈ですが…。
（おなかに当てた手はその暗示だとか、６話は着床を確認しようとして連れ出された
だけとか…、無理が有るな(^^;)）

＞乾燥した地域では人間は１日に４リットル以上の水を必要とすると米軍歩兵教本に
＞書いてあった記憶が。

米空軍のライフパックには乾燥地域で１日間生存可能な必要水量としての２リットル
が入っていたと記憶しておりまして、それを元にして書きましたが、この差は私の記
憶違いか、はたまた作戦行動に必要な水量と、生存するための水量の差か…。


※これは、私の知識の及ぶ範囲で判断してるんですが、指が５本とか、乳房が二つ
※（に見える）とか類人猿からの進化にも思えるのですが、あの環境では生物的に
※脆弱な我々の親戚では生き残れないでしょう、と言うか癌で全滅ですな。

かおるさん、ご機嫌いかが

＞ ハムドにテゴメにされても無表情でいそうなララルゥですが（アヤナミ反応）
＞サラのような脅え方するのって何があるんでしょ？

テゴメじゃナケりゃ、ハムドとの『ラブコメ』、これは怖いぞ〜（笑）

まあ、冗談はこれくらいにして、

＞ サラが連れて行かれた部屋の惨状を、見せつけられる

てのはありそうです。
でも絵的に無理ですよね（たぶん）、であるならば肉体的苦痛ではなく他者に加え
られる拷問なんかを見せての精神的苦痛が有力候補。
シュウに加えられる拷問なんてのが効果的かと思いますが、４話での状況ではあり
得そうもないですし…、サブタイトルの「ひとごろし」からして、処刑される敵捕
虜を見せるなんてのは如何です？

＞その筋の人には期待の次回でしょうか？

どの筋でしょうか？（笑）
イキはしませんがダメダメ人間のワタシは『寝起きのイベリア』に本作品初めての
色気を感じていました（笑）

＞でも前回よりサラの痛みの描写はぬるく感じました。膝抱え姿勢を維持できるほ
＞ど回復したのかな。

この辺は“大人の事情”で描写がはしょられているのではないかと考察します。
回復することにより次の段階（放心から拒絶への移行）へ移らないと時間が足りな
くなってしまいます。まあ、私の邪推及び希望的観測ですが…。
私は、サラが壊れていないため、次の展開を描いてもらえる希望を感じました。

>＞友達をなくしたことがありますか？
>＞棺桶の中で眠っている姿を見たことがありますか？
>＞命の重みを考えたことがありますか？
>あります。（話の本筋とは関係ないと思いますけど）

関係はあります、ずいぶん話題になりましたが、フィクションにおける
リアリティがあるかないかを判断できるのは、結局それを現実世界で体験
したことのある人だけですから。

>「死刑を受け入れる人はいるけど、レイプを受け入れる人はいない」と思います。
>「死」の受け止め方にはいろいろあるが、
>レイプの受け止め方にはいろいろない。のではないでしょうか？

「殺人」のはずが「死」にすりかわってますね。僕が言った2つとは「殺人」と
｢レイプ｣でしたが。一般的に｢死｣というならそれは幸せな死に方だってある
でしょう。でもあなたはこうおっしゃったんですよ。

>あえていえば「レイプ」と同等の「殺人」は、
>「見るにたえない拷問で殺される」とか「猟奇殺人の犠牲者」
>ぐらいでようやく対等なんじゃないでしょうか。

レイプよりマシな人の殺し方がある、と。問題は手段ではありません。
そのことによって起こる結果なんです。どなたか以前おっしゃってましたが
レイプは魂を殺すって。

>＞もっと絶対的な大切なことを考えてほしいです。
>この２つに関しては質の違うものではないでしょうか？

文脈から言って｢この2つ｣とは｢死とレイプ｣をさしていると思いますが、僕が
いったのは｢殺人とレイプ｣ですので。

>＞それでも、少年兵たちは当然死にたいわけはありません。
>「普通は」と書いたはずですが。

普通ってなんですか？　普通の兵士、普通の戦意、普通の戦争？
>兵士は普通 戦闘に臨むにあたり、「死ぬかもしれない」という覚悟をもっているはずです。
それはあなたの｢建前｣です。前にも同じことを言いましたが、あなたが本当に
戦場に行ったことがあるなら、失礼します、しかしあなたの持っている「普通」
という基準で「〜いるはずです」なんて一般化するのはやめてください。
そんな論理で｢戦死のほうがいい｣なんて言わないでください。

米国のアーリントン墓地には「無明戦士の墓」があります。第1，2次大戦、朝鮮、
ベトナム戦争で、身元不明のまま亡くなった何千万という兵士たちのお墓です。
ちっぽけな、ホントにちっぽけな白いお墓です。
一片の亡骸も残らないまま死んだ人もいるでしょう。あるいは咽喉の気管を切ら
れて呼吸できずに苦しみぬいて死んだ上、吹き飛ばされた人もいるでしょう。
すごく悲しいことですよ。僕は何かと比較して（何であっても）戦死のほうが
マシなんて言ってほしくないだけなんです。

>レイプされるのと戦場に行けと言われるのでは
>私なら戦場に行く方がマシです(自分が女だとしても)。

そういう風に考えることが無意味だといっています。

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