「戦いはきびしくなってくるってのに、恋なんて…」
初戦に続き勝利を収めたアマテラスだったが、同時に初の戦死者が出ため、艦内には動揺が広がっていた。そのころ王国では無視できない存在となりつつあるアマテラスに対する対策が協議されていた。アマテラス撃破を声高に主張する各提督を前に、王国報道官のヘルマンは、ある策を提案する。
アマテラスでは、オペレーターのアレイが副艦長のタカイと共に艦外修復を行っていた。そこへ、フェニキアの太陽で大規模なフレア(=太陽風)が発生、アレイとタカイに危機がせまる。タカイは自らを犠牲にしてアレイを救うが、間一髪、タカイも救助艇に収容される。
事なきを得たように見える艦内だが、先の戦い以来の不満が爆発し騒ぎが起こる。そこへキビの民間船から通信が入る。通信相手はサンリの父親である若菜ゲント。彼は乗員に退艦を進め、サンリにも自分のもとへ帰ってくるように説得する。王国の「首謀者以外の責任は問わない」という宣言から、艦内に更なる動揺が広がる。そんな中、突然銀河ネットの生放送が始まる。そこに写っていたのは、何かを決意したような表情のサンリだった……