2002年10月21日(月)
カッティング



カッティングってことで
雨の降る新宿にゴー!

いやーもう、7話のアフレコ用と5話のダビング用
カッティングとまだ1話しか放送してないのに
中間地点。

くぅーこれからが正念場だぁー。

ちなみに灰羽は割と回を追うごとに
いい感じになってきたかなぁー
特に4話は気に入ってます。

単に作画がどうのとかでなくて
普通のアニメーションで許される
間の省略とかを許さない作品なので
その慣れない作業が段々、掴めてきたのかもしれない。

私のような程度のアニメーション知識だと
どの話数のコンテもそんなに作業的に
違いはないのかなぁと思ってたら
コンテによってはかなり作業がきつかったり
するし、アニメーションは奥が深いッすねー(^_^)

それにしても灰羽チームの背景がんばってます。
特に4話はよかったなぁー。

普段、なにげに見過ごしちゃうとこだと思うけど
時には背景なんかもよく見てもらうと嬉しいですな。

さぁって明日遅刻しないように寝るかー



2002年10月24日(木)
俺たちゃ裸がユニホーム♪



今日も元気に野球してますか?
でもスコアボードに上ってボールをとっても
ホームランです。

さてさて2話が放送中に書いてますが
先程、3,4話の編集が終わって
ちょこまか仕事(3話チェック)しつつ放映もチェック。

ちなみに上の画像は3話です。
怖い顔して子供を脅してるのはレキです。

灰羽連盟の呪いの所為です。

これから灰羽連盟はオカルトホラー路線に
がっつり方向転換しますので、心臓の弱い方は
明るい時間にみることをお勧めします。

そうそう、スタッフの間では
ラッカが実はいじめられてるのではないか?との疑惑が・・・
あんな汚い服着せられて、街にいかされるなんて・・・とかね(^_^)

レキのお古とは言え、あんまりだ。
クウの優しさが光るからいいんだけど(^_^)

それにしても古着屋の店員、あのミョーなノリは
グリの街のはやりなのでしょうか?

あっはん・・・


2002年10月27日(日)
設定マニア



いやーおつかれさん。
(誰にいってんだYo!)

しかし秋になりました。
人が死にますねー

先週、なぜか同期の人のお父さんとか
後は制作会社の方のお葬式とかなぜか耳にする
とおもったら、今日は会社の先輩の結婚式。

冠婚葬祭が続いてる変な一週間でした。

というわけで
今日は設定の話ですが、お題は時計です。

時計といっても普通の時計ではなくて
でっかい時計です。

有名なところではカリ♂トロの城なる作品の
悪の伯爵さんが挟まれたりしちゃうサイズの時計です。

グリの街には街中の大きな時計塔、オールドホームにも
壊れた時計塔が出てきます。
おおよそ、時間の感覚のないような
ほよよーんとした世界なのになぜ?というのは置いていて

アニメーションの場合、こういう特殊なものには
設定をおこさなくてはいけません。
当然、みんなで探しますが以外と時計塔内部の資料って
少なかったりするもんです。

機械の仕組みみたいな技術本をみたり
札幌の時計台の資料や、マイナー映画のシーンをみたりとか
果てはシャンプーのCMまで録画してチェックしたり(^_^)

別にリアルな設定にコダワル意味はないのだが
それなりに見えないといけないし、どう動くのか
ある程度段取りを決めないとドラマにも組み込めない。

始めはアニメーション作るのに必要ということで
そもそも振り子時計ってどうやって動くのよ?というとこから
始めるのだが、次第に自分の中でマニアックになっていく
あぁ、この構造だと歯車を押し出せないな・・・とか(^_^)
気がつくと振り子時計のモックアップでも
つくってみるかぁーなどといっさい、関係ない方へ
気持ちは暴走(^_^)

手帳に一人で歯車とストッパーとか書いて
うん、最低ギアはこれだけ必要だとか
一秒分、歯車を送るカギみたいなストッパーの
制御の仕組みを考えたり・・・

すでにこのレベルはまったくもって作品には必要なく
逆にうるさいだけで邪魔なだけとなり、打ち合わせでも
一人寂しい状況になる(^_^)

時計の仕組みについて完全に理解してる人は
世の中どのくらいいるのだろうとか思ってしまう。
そういう自分はいまだに完全には理解できてない。

へたすりゃ、数百円で買える時計だが
その仕組みを作るために考えられた時間は
それこそその時計の寿命ほど長い。

いい世の中だなぁーと思いつつも
裏に隠れた技術を思い、先人達の努力と想像力に
あらためて尊敬の念を感じる今日この頃。

自分一人で考えつくことなんてなんてちっちゃく
無力なことなのかぁと思う反面、その行為が
少しは大事なことな気もする。

無い頭で考えるのも悪いことじゃないかもなぁって(^_^)


2002年10月29日(火)
段々忙しくなりつつ



すでに忙しいというよりもややパンクしている
今日この頃ですが、更新をさぼるわけにはいかんと
いうことで予定をすっとばしての更新。

写真はラッカちゃんこと広橋さん。
アフレコで一人寂しく居残りさせられた図。(^_^)

この日はたしか、独りセリフが残っていて
そこの録音のタメ、残されたのだが
いつもは灰羽メンバーがいるとこで
独りぼっちというのはかなり寂しい絵に見える。

実際、役者にすればなれてるからそうでもないけど
中に入ると当たり前だけど
スタジオなのでシーンとしてる。

音の無い状況で、時々音響監督の指示が
突然、スピーカーから流れる。

これって体験しないとわかんないんだけど
実はすごくやな感じ(^_^)

以前、大ベテランな音響監督さんと仕事してて
突然何を思ったか、「じゃぁ、後のこのCDドラマ
自分で録ってね!」と冗談のようにふられて
生まれて初めて大人数相手に
指示を出したことは一度だけあるんだけど
いやーこりごりというか、スタジオと調整室の
なんとも言えない距離感を感じてしまった。

これまた説明しづらいのだが、他の作業と違うのは
スタジオの中にいるのが、それぞれの役の意志を
もった人たちということが微妙に影響している。

つまり自分中心に世界をそれぞれの人が見ている。
これは決して、悪いことじゃなくて役者としては
むしろ当たり前というか、初歩だろうが
世の中、そう都合よくできてはなく、
無情にも台本は、本来そこでそのキャラが
黙ってるわけないじゃん!的なことが
段取りの都合上、すっとばされてたりするわけで
演じる方からはここでアドリブ入れたいなーとか
なぜ、次のセリフでこうなるわけ??
みたいなとこを、つっこまれると
指示するサイドとしては痛いわけだ。

まぁ、大抵は却下するけどね♪
理由は簡単、最低限のセリフやシーンで
伝えるようにしないとダレちゃうし
見てくれる人が楽しくないからなんだけど
作品によっては微妙にその簡略をしない
アプローチも必要だったりする。

完ぺきに出来てるとは思ってないけど
灰羽のようなまったり感が必要な作品の場合
そういう無駄をどれだけバランスよく
とれるかということが
意外と大事だったりするのかなー

いや、別に話が全然進まない
言いわけじゃないんだけど(^_^)
とくかく、間が必要な作品であることは間違いない。
通常のシナリオ換算だと収まる枚数であるのに
絵コンテにおこす時にカットしても大体5分くらい
オーバーするしよー(`_´)

いや、まぁ、灰羽ちゃんたちもみんな
いい子で、雰囲気もいい現場ですよ。

↑なんちゅうまとめ方だ(-.-;)







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