---

＞天野さん
＞皆さんもう一度、自分が何故あれに激烈に反応したかを考えてみてはいかがですか。大量死や味方撃ちよりもこっちの方が問題になった理由を。

それは、感情移入しすぎたアニメおたく的な考えを持つ人達（大半ね）が、「僕のサラちゃんに何をするんだ〜！！」みたいな事を思い、いろいろな意味で興奮したからではないでしょうか〜、うん、違う？

＞皆さんもう一度、自分が何故あれに激烈に反応したかを考えてみてはいかがですか。大量死や味方撃ちよりもこっちの方が問題になった理由を。

それ、ずっと思ってました。３話ってすごく大勢の人間が理不尽に死んでいるんですよね、ハムドの子供めいた臆病さゆえに。
サブタイトルの「闇の中の宴」ってそういうことでしょ？（サラの意味も含まれているとしても……）
両方、直接的な描写はなかった。でも、個人の痛みのほうが、より痛切に伝わってくるということでしょうか？　たぶん、そうじゃないでしょう。
サラの受けた暴力が性的だったから、でしょうね。
ずいぶん前の書き込みで“エロゲーだったら分かるけど、７時台のアニメではイヤだ”というような内容のものがありましたよね。
すごく興味深い考え方だな、と思いました。
人をレイプするということにおいては、全く同じなんですけどね。
エロゲーの女の子は、加害者を受け入れるけど、サラは決して受け入れませんよね。
それでもやっぱり、サラにも優しい言葉をかけてみたいと考えるんでしょうか？
興味深いですね。

まだ３話じゃないですか。
一時の感情に流されて、今観るのを止めてしまうのは勿体無いですよ。
とくに「今僕」のような作品は。

今時、ドラマや映画でもここまで色々なことを考えさせられる作品は
なかなかお目にかかれない。現にここ（ＢＢＳ）の白熱ぶりがそれを表してるし。
辛くとも観続ける価値のある作品だと思います。

「今僕」は、個人的に今最も刺激的なテレビ番組です。
ただＢＳメディアなのが惜しい。もっと多くの人に観てもらいたいのに。

はじめまして。

過去ログを興味深く読ませてもらいました。
普段、視野の狭い生き方をしている私にとって、
ある意味新鮮なモノがあります。

物議を醸している？３話についてですが、
私は物語の一部として冷静に観ていました。
そんなモノですから、幾つかの書き込みには正直驚いています。

数多の情報が氾濫するコノ世の中で....

にしても、ＷＯＷＯＷだからこそできるＴＶアニメですね。
既存の枠を打ち破る姿勢には、とても好感が持てます。

御存知かと思いますが、『スタジオオルフェ』と
『ｐｉｏｎｅｅｒａｎｉｍｅ．ｃｏｍ』のページが、更新されていますね。
後者には、大地監督のコメントが掲載されているので、
未見の方はアクセスしてみては。

なんか、流れを止めてしまった感がありますね....
今期一番の期待作の公式掲示板!?に、足跡を残したかったものですから・・
失礼しました。

まず、私のスタンスをはっきりとしておきたいのですが、レイプと思われる表現を
したことに対しての是非はないということです。

私が不快に思い、納得ができないのは『理不尽な世界』を表現するためにその手法
が安易に使われたように感じたことです。

たとえそのような行為が行われたとしても、それは行為者が『理不尽な行いを働い
た』と感じるだけで『世界』が『理不尽な世界』とは言えないということです。

＞何を言っているのかな。これは「設定がそうだと語った云々」という話ではない。
＞「普通の世界から来た無辜の子供が搾取される理不尽さ」は本作の第３話で大い
＞に見えたでしょう。本作を観て理不尽さが伝わったならそれで何の問題も無いん
＞ですよ。

見えないんですよ、『理不尽な世界』が(^^;)
私の感性がねじ曲がっている可能性は否定できませんが、３話までで見えたのは
『理不尽な行いをする個人』ダケですよね？
つまりは、

＞私にはその理不尽さはまるで見えてなかったのですが、皆さんには見えていた
＞のでしょうか？

こうなるのです。
普遍的なことなのかどうかが見えないんですよ。

＞ 世界設定を登場人物の語りだけで説明するとしたらそれこそ稚拙な表現方法だ
＞と思いますがね。
＞ また、千の言葉を重ねても、あの場面の衝撃を代替するのは簡単ではないでし
＞ょう。それにアニメでそんなにベラベラ喋らせたら鬱陶しい。

確かにそうです、だらだらと解説されてしまったら辟易としてしまいますがね(^^;)

ですが、少年らが自らの出生に対し何らし疑問を抱かずにいる（同様のことがまか
り通り、そのようにして生まれた子供たちが大量に存在する）との表現があるだけ
でその世界の異常性を視聴者に感じさせることができる訳です。

これまでにシュウはナイフを捨てることにより、またナブカを助けることにより
ナブカに異なる価値観が存在することを示してきました。
その延長上でだって、かの世界の理不尽さ（＝異常性）を示すことができたのでは
ないでしょうか？

でアレば、サラのあの描写は不必要だということになります。

まあ、どちらが稚拙な表現であるかは個人の感性の問題もありますし、何とも結論
がでない問題なのかもしれません。

長くなったので続くぅ〜。

＞ 受け手の当初の予想に反する物語」を展開したからといって製作者が批判される
＞謂れがあるかな？』私がここで言っている「批判」とはこの事であり、批判一般
＞の事を言っているのではない。

つまりは『期待を裏切られた批判』ということですよね？
私はこれに関しても、甘んじて受けるべきだと思います。
勝手に『期待』したのは視聴者ですが、『期待』させたのは製作者です。

＞ 「公共の電波」というのはどういう意味で使っているのかな。BS衛星放送の電波
＞が公民の共同財産だって事ですか？
＞ 本作はWOWOWという有料放送において放映されているアニメですよ。穏当なアニメ
＞だけが観たいなら地上波を観ていればいい。穏当とは言っても人はバンバン死ぬの
＞だろうがね。

私の認識ではすでに衛星放送は何ら特殊なものではないというのがあります。
そういう意味での『公共性』です。
さらに言うならば、有料放送枠ではないノンスクランブル放送だということです。


＞ この時間帯の他のアニメにしても、殺人や虐殺と言った表現は珍しくも何とも無
＞いでしょう。それらが本作のようにあれこれ批判されたという話はあまり聞かない。
＞殺人とレイプを比較して、殺人ならいいがレイプは駄目という訳ですか？しかもあ
＞の場面は直接描写や露骨な表現を注意深く避けていたと言うのに。それに、本作で
＞も苛烈さを見せた戦争での大量死や味方を巻き添えにした攻撃などは問題にはなら
＞ないんですかね？これらの大量死よりレイプの方が上を行ったと？

これはその世界の有り様を表現するために（戦争状態である）必要な描写だから認知
されているのではないでしょうか、少なくとも私はそうです。
それこそ、千の言葉で表現するより５秒かそこらの映像の方が雄弁に語るでしょう。

＞皆さんもう一度、自分が何故あれに激烈に反応したかを考えてみてはいかがですか。
＞大量死や味方撃ちよりもこっちの方が問題になった理由を。

私にとっては、上下や善悪の問題ではなく『要不要』の問題です。
視点が『ヲタク』ってことですかね（笑）

「その話」についちゃぁ特に新しい見解を持っているわけじゃないんで、触れない
ことにして、と。

　同じ話の中で、敵戦艦を一撃の下に葬ったあの兵器はナンと呼ぶのでしょう？
何度聞き直しても、「超なんたら粒子弾」？とまでしか聴き取れなくて。
　弾体が投射されてるようなんで、電磁加速砲(レールガン)の類のような気も
するんですが・・・う〜ん？ パルスエネルギー砲でも同じように見えるんかな？
わからん。

　時間帯については、実際に子供が見ることよりも、「この時間帯は子供向け」と思っていた人が何の気構えも無しにああいう話を見てしまったことが反感の根底にあるのかもしれません。なにしろ裏番組はポケモンですから（テレビ東京圏）油断もするでしょう。
　いま思えば２話の黒猫はこういう容赦の無い描写の予告だったわけで、全く判断材料がなかったわけではないですが。

　私は『この制作陣なら納得のいく結末を描いてくれる』となんとなく信じていますが、３話を見てショックを受けて「もう見ない」と考える人もいるでしょう。それは残念なことだし、それを避けるためにも時間帯やテロップでそれなりの心構えをさせておいたらよかった、とは思います。

　ところで、３話が終わってからここのアドレスが表示されたあたり、批判が噴出することを制作側も予測していて、むしろそれを歓迎しているように思えます。木曜日までもう少し議論を続けましょうか。でも感情的になったり乱暴な言葉を使うのはやめたほうがいいと思います。泥試合になると話が進みませんから。
　　　

＞　同じ話の中で、敵戦艦を一撃の下に葬ったあの兵器はナンと呼ぶのでしょう？
＞何度聞き直しても、「超なんたら粒子弾」？とまでしか聴き取れなくて。
＞弾体が投射されてるようなんで、電磁加速砲(レールガン)の類のような気も
＞するんですが・・・う〜ん？ パルスエネルギー砲でも同じように見えるんかな？
＞わからん。

「超微粒光子弾」では？

＞見えないんですよ、『理不尽な世界』が(^^;)
＞私の感性がねじ曲がっている可能性は否定できませんが、３話までで見えたのは
＞『理不尽な行いをする個人』ダケですよね？

そんな事は無いでしょう。個人だけではないですよ。それどころか、あの非人道的社会システムにヘリウッドの人間は子供に至るまで皆従っていたではないですか。全く持って明確に理不尽な世界だ。

＞つまりは『期待を裏切られた批判』ということですよね？
＞私はこれに関しても、甘んじて受けるべきだと思います。
＞勝手に『期待』したのは視聴者ですが、『期待』させたのは製作者です。

しかし、それは大変手前勝手な理屈なのでは？

＞これはその世界の有り様を表現するために（戦争状態である）必要な描写だから認知
＞されているのではないでしょうか、少なくとも私はそうです。
＞それこそ、千の言葉で表現するより５秒かそこらの映像の方が雄弁に語るでしょう。

兵隊の相互虐殺と共に、女性への性的搾取も戦争の常です。戦争状態を描くのならこれを抜かしてはリアリティがない。兵隊の相互虐殺が無い戦争などは想像し難いのと同様に、女性への性的搾取を含めた理不尽な暴力がない戦争もまた想像し難い。

それと、人が大勢死にまくり戦闘員を増員する必要に駆られる事から、長期総力戦では大勢子供を作らなくてはならないのも戦争の常です。前に書いたボスニア紛争での民族浄化にしても、セルビア人口を増やす為に組織的にレイプが行われていたという話です。まあセルビア民兵にとってのあれの場合、人口云々は半分以上建前ではないかと私は思うが。出産した乳児300人が遺棄されていた、などの報道もありますから。

本作劇中ではサラがレイプされた理由がはっきり語られてませんね。設定を見ればあれは兵士の慰安だけが目的ではないというのは容易に想像つきますが、劇中ではその辺が曖昧ですな。単なる慰安目的とも見える。だから、サラが妊娠しただの、させるだのといった表現が作中で為されれば戦時中の人口増加目的の行為であったという事が明確になります。それではあまりに露骨だからあえてぼかしているのかもしれないが。

Board V5.1 is Free.