●荏の花湯
まゆ子とニアの下宿しているのは荏の花商店街の中にある創業五十年の老舗銭湯「荏の花湯」。
窓の外はレトロな木造家屋の町並みとクレーター、晴れてればUFOも見えたりするオマケつき。
だが時代の流れには逆らえず、近ごろはめっきり客が減り、赤字続き。
まゆ子は、2階の元・従業員用の部屋に下宿している。
経営者のコトミさんは都心のマンション住まいで、普段はバリバリのキャリアウーマンとして映像会社で働いているが、経営不振の荏の花湯の様子をたまに見に来ては、経営建て直しの作戦を考えている。
ボイラーマンのヨシネンさんは無口で実直。黙々と荏の花湯の為に働き続けている渋い中年男。
そんな荏の花湯の運営をしているのは置物のように動かないおばあちゃん。。。
今ではすっかり減ってしまった銭湯だけど、この物語では大切は役割をしています。
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