ときどき忘れてしまいますが、わたしの夢はドラマーになることです。
超絶テクの手数王で、天才とか言われて、でも酒飲みで肉体労働なのに煙草ぷかぷかふかして、女にだらしなくてでもモテて、やるだけやってパタッと死んで、惜しまれ泣かれて伝説となる。
ああ、うっとり。 とりあえず、今生ではかないそうにないので、来世にまで持っていこうと思っていますが。
いいですよねミュージシャン。家でだらだらぽつぽつキーボードを打ってるだけのライターにくらべたら、雲泥の差。
カウント取るだけでカッコいい。
「ここもうちょっとさぁ」なんて言うだけで殺し文句に。
ステージの上から視線でも投げられようものなら、ソッコーでストーカーになってしまいます。
くちょーうらやまちいぞ。
というわけで、どろどろとした思いを抱きながら、打ち上げパート2に行ってきまし た。
なんで、どろどろしているかというと、今回のホストは音楽担当の和田薫さんだったからです。
いやー。すごいっすよ和田さん。
何たって、電車に乗ったことがない。
切符の買い方を知らない。
あんたはお公家さんか!
なんでかっていうと、いつも車で移動するからなんだそうです。
電車なら20分のところ、車で1時間かかろうとも、車で行く。
まあね、車って空間は独特ですからね 、音楽家が思索にふけるには最適なのだろうと思います。
思うけれども、その車がポルシェだって聞くと、つい「なにおうっ! 歩け! 歩いて行け!」
などと声を荒げそうになったり。 さらに、唐突な結婚宣言。
来年、和田さんは結婚式をあげられるそうです。
しかも外国で。関係者をみんな招いてくれるということです。わーい。
そりゃもー力強くおっしゃってましたからね。
んでも、新婦さんはこれからお探しになるそうです。おいおい。
そんなオチありか ?
なんかもうおいしいとこ総取りの和田さんでした。これだから音楽家は。
つーわけで、和田さんはわたしのなかで仮想敵第221号と認定いたします。
1号から220号については秘密。
ごぶさたでした。
ちょっと気を失っていたら、もう9月も後半ですがな。今月で放映も終わりですがな。
泣いても笑っても、あと3本。
とくに最終回は2本連続。1時間、たっぷりお楽しみください。 お楽しみいただけるといいな(小心者)。
さて。たまにアニメの作品がらみでインタビューを受けたりするとき、
いちばん答えに困るのが「好きなキャラは誰ですか」っつーものです。
強いて答えれば、みんな好きだし、嫌いだったら書けません。イヤなキャラで も、そのイヤなところを愛しつつ書いている、つもりなので。
でも、こういう答えって、関西人にとっては何のひねりもオチもないので、答えるのがすんごいためらわれてしまうのです。
オチがないのは、からだを石鹸であらって、流さずにお風呂をあがる気分というか、セーブしないままゲームをやり続ける気分というか。
同様に「書きやすいのは誰ですか」とか「自分にいちばん似ているキャラは誰だと思いますか」つー質問も悩みます。
彼らの言動を考えるとき、自動書記みたいに書きやすいこともあったし、一日一言なんてこともあって。どのキャラもどこか私に似ていたり、私の理想だったり、私の反面教師だったりするわけです。
でも「横手さんのタイプはどのキャラですか?」と聞かれたら、これはもう一 発で即答です。
わたしのタイプ。 それは、機敏なデブ!
ジョン・ベルーシ。 いわずとしれた、ジェイク・ブルース。
「まちかどドレミ」のビーボさん。目が笑ってないのが、ますますナイス。
岡部洋一。世界一ラブリーでイカすパーカッショニスト。
南方熊楠。美青年時代より、やっぱし中年壮年期がすてき。
古田新太。殺陣がうまくてエロくてデブという最強(わたし的に)の人。
この5人が、わたしのアイドルです。
で「ストレンジドーン」のなかから選ぶとなると、これはもう文句なしに、デウムでしょう。
山下さんがむちゃむちゃいい(濃いい?)キャラをつくってくれました。
ここだけの話ですが、あの胸毛。3パターンあるんですよ。
デウムの(胸毛 の)キャラ表は、わたしの宝物です。
うっとり。くんくん。 そして、声の森川智之さんもすばらしひ!
んもーフェロモン垂れ流し。そば寄ったら男くささにやられますねきっと。
純真なお嬢さんをさんざんつまみ食いして「いいじゃないか。そっちも楽しんだんだろ」とか言いそう。わーひどい。
佐藤さんじゃありませんが、誰か、デウムが主人公の昼メロつくってくれませんかね。
激烈に希望。
先日、某所で山口宏さんとお会いしました。
山口宏さんといえば、例の「ー」がいっぱいつく作品で、佐藤さんの寵愛をわたしと奪い合った仲。
一度など「ー」のいっぱいつく作品のせいで、
打ち合わせがふっとんだことがありました、よねえ。佐藤さん。
きいっ。なによなによあんたなんか。サトさんは「ストレンジドーン」のほうがよっぽど好きだって言ってたわっ。
ウソよウソよ。サトさんは「ー」のいっぱいつくアタシの作品が世界でいちばんさって言ってくれたんだから。
なんてゆー修羅場にはならず、ふたりともオトナとして「仕事忙しいっすか」「まあまあです」「アレ、ときどき拝見させていただいてます」「あどもども。そちら
もすっごい人気ありますよねえ」と、内心どーだかわかりませんが、にこやかにお話したのでありました。
いっしょに作品をつくったスタッフが、別のところで別の作品を別のスタッフとつくる。
これはアニメ制作という仕事においては、当たり前のことなんですが、わたしの本音をいうと、とても気になることではあります。
いいものをつくれば「くちょー」と思うし、そうでもない場合は、どうしたのかなと心配になる。
ましてや、今回のように二股かけられている(!)場合は、見たいような見たくないような。
ヒジョーに複雑な心持ちでありましたことよ。
でも、今回、山口さんと話をして全面的に同意したのは、以下の佐藤さんに関する発言。
「仕事をして、はじめて、すっごいHな人だってことがわかりましたよ」
そのとおりだあ!
頭をなんとかしよう!
今朝、唐突に、そう決心しました。いや、中身じゃなくてね。頭髪のほう。
いや、 カツラー方面じゃなくてね。いや、その心配も多分にあるんだけど。
いや、つまり、髪の毛切ったり染めたりぐるぐるにしたりしたい!と思った次第。
みなさん、今年の夏はいかがでしたか? わたしの個人的ニュースは、
○5キロ太ったこと。
○でもって「ストレンジドーン」関係者方面では誰にも何にも言われなかったこと 。
○まったく掃除をしなかったこと(継続中)。
○**に虫をわかせたこと。
○酔っぱらって椅子ごとコケて、額を切ったこと。
○やっぱり「ドーン」方面では誰にも何にも言われなかったこと。
○隣りに住むバカップルと冷戦状態に突入したこと。
○電気代が1万円を超えたこと。
○アロハ4枚とTシャツ5枚とカーゴパンツ3本の組み合わせで、打ち合わせをし のいだこと。
○近くのコンビニから、ドールのグレフルジュースが姿を消したこと。
○クラシックカメラを一台手に入れたこと。
○家族で旅行に行き、HP1で命からがら帰宅したこと。
○猫の歯茎が腫れたこと。
○3回も知り合いの結婚を知る羽目になったこと。
○一回も風呂に入らなかったこと(シャワーは浴びましたよ)。
○うにせんにハマったこと。
○旧スパンクハッピーの「フリークスマイル」を毎日5回くらいずつ聴きつづけた こと。
○車の腹をかなり激しくこすったこと(状況は、本人にもプライドがあるため秘 密)。
○380円で買ったワインが、むちゃうまかったので、翌日、店に飛んでいった ら、もうなかったこと。
○BMWイセッタのミニカーを、友人から贈られたこと。
○「聖の青春」を読んだこと。
○「コックリさんが通る」の3巻が出たこと。
○ヴィトラ・ミュージアムのHPをみつけたこと。
そんで、やっぱり
○ストレンジドーンがはじまったこと。 でしょうか。
みなさんの夏はどうでしたか。 秋になっても、HPはつづきます。
とりあえず「ドーンといってみよう」を13話分書ききるまでは。うん。たぶん。
どぞ、ご愛顧のほど、よろしくお願いします。